有東木地区との交流
静岡市街から安倍川に沿って北へ30km、支流の有東木沢に沿って3km上がると標高600m、三方を山に囲まれた有東木集落が見えてきます。現在57戸(2023年)のこの村の始まりは、戦に敗れた落人たちが住み着いたとも言われています。有東木は山葵栽培発祥の地で、1607年、駿府の家康公に有東木のわさびを献上すると、門外不出の御法度品としたという言い伝えも残されています。伝統行事の盆踊りは国指定重要無形文化財に、神楽は静岡市指定無形民俗文化財に指定されています。
当会は有東木の文化探求・住民の方々との交流を設立当初から続けています。
毎年4月上旬と10月の第二土曜日に、有東木の白髭神社で大祭が行われます。神楽のみで構成され、昼頃から始まります。「神迎えの舞」から順に奉納していき、あたりがすっかり暗くなった18時頃、「火の舞」の奉納でクライマックスを迎えます。笛と太鼓の神楽囃子にあわせて観客から声がかかり、会場が一体となって祭りの雰囲気を盛り上げます。
この伝統ある祭りの伝承を願い、祭りを訪問して地元の方々の近況をお聞きし、交流を深める大切な機会としています。
加えて地域の魅力を活かした中山間地域の活性化に貢献したいと考えています。
これまでの活動例として、当会がコーディネートした特産品販売施設「うつろぎ」をご紹介します。
有東木地区の方々との交流のきっかけは、当会の会員が有東木地区を訪れた際、住民の方々の心の豊かさに触れ、仲間に伝えたことからでした。地域を盛り上げるために農閑期に女性が働く場所づくりをしようということになり、地元の方々を中心に、千葉大学の木下先生のご指導もいただき、熱心な話し合いが続きました。そして、地元の産物を加工した食材の販売や食事提供を行う「うつろぎ」が誕生しました。休日の食事は30~40分待ちで、観光バスやバイクツーリングの方々など、県内外から観光客が訪れています。
平野地区の「真富士の里」 「ウォーキングコース」
市街地から県道梅ヶ島温泉昭和線(29号)を北へ30分、梅ヶ島地域へのドライブ途中の休憩ポイントとしてもよく利用される「真富士の里」。 「地域の暮らしを守る元気な母さんの店」をコンセプトに、ふれあい事業などを通して静岡市の食(地産地消)を守り、そして地域の文化や行事を伝えるために日々頑張っておられます。当会も定期的に訪問し、交流を深めています。
現在、平野地区の魅力を満喫できる「ウォーキングコース」を企画しています。江戸時代に建てられた茅葺き屋根の旧家、庄屋の母屋では重厚な囲炉裏が残されていて、歴史を感じることができます。
オクシズの「縁側カフェ」
農家の縁側でのんびり季節ごとのお茶請けをいただき「オクシズ」を楽しむ「縁側カフェ」も当会が企画しました。
※オクシズとは? 静岡市北部の中山間地域、奥静岡の愛称です。豊かな自然が残り、ゆったりと昔ながらの生活が営まれています。